「相続の話をする中で、底地という言葉を聞いたけれど、具体的にどのような土地なのか分かりません…。相続税についても教えてほしいです。」
「底地を売却することになったけれど、普通の土地とは何か違いがあるのでしょうか?高く売るためにできることがあれば知りたいです。」
このように、底地について悩みを抱えてはいませんか?
特に親族から引き継いだものであれば、底地がどういうものなのかイメージのつかない方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、底地を高く売却するコツや相続税などについてご紹介します。
土地に関する知識をつけて、より良い売却を行いましょう。
目次
底地とは?
「底地(そこち)」とは、簡単にいえば借地権が設定されている土地のこと。
別名では、「貸地(かしち)」とも呼ばれています。
底地の所有者が地主になり、土地を借りている人は借地人です。
底地を所有すると、借地人に土地を貸せば賃料を受け取れる権利、そして契約更新時に借地人から一定のお金をもらう権利などを手に入れることができます。
また、もしも借地人が他人に借地権を売買するなら地主の承諾が必要になるため、承諾料を請求することが可能です。
底地を相続した際にかかる税金
地主の被相続人が亡くなれば、底地は相続財産にあたるので、相続税の課税対象になります。
計算方法は以下の通りです。
底地の相続税評価額=自用地(更地としての評価額)×(1-借地権割合)
そのままの価値で受け取れると思っていても、相続税で引かれることを覚えておきましょう。
底地を高く売るコツ
相続した土地を売却したいと思っても、想像より簡単に売却できないことがあります。
そこで底地という状況を逆手に取り、納得できる値段で売却するためのポイントを抑えておきましょう。
【コツ①】借地人に売却
一番おすすめなのが、借地人に売却する方法です。
買取業者や第三者に売却するよりも高い値段をつけて貰えます。
底地は借地人が買い取れば、完全に土地の所有権を手に入れることが可能です。
借地人目線でみれば、複雑な権利関係から解放されるため、自分の好きなようにリフォームをできるメリットがあります。
そのため、借地人への売却価格が一番高めになりやすいです。
【コツ②】借地権者と一緒に売却
借地権付きの建物を売却するときには、底地権者の承諾が必要になります。
そのため、もしも底地権者が売却を検討していた場合は、協力して一緒に売り払うのが最もスムーズな方法です。
「そんなに都合よく売却できないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、数年前から売却したいと考えていても、実際に行動に移す人は多くはないです。
購入する側にとっても、まとめて大きな土地を購入できるのはメリットになるので、まずは相談してみると良いでしょう。
【コツ③】業者に売却
買取業者に依頼すれば、買い手がなかなか見つかりにくい土地でも、迅速に買い取ってもらうことができます。
なぜなら、買取業者は底地を現金ですぐに購入できるほど十分に資金力があるからです。
仲介で売るのであれば、買い手探しに非常に時間がかかります。
売却をスピーディーに終わらせたいのであれば、業者に依頼するのがおすすめの方法です。
売却する時にかかる税金
土地を売却するときには、さまざまな費用や税金がかかります。
譲渡所得税や測量・解体費用、仲介手数料のように数十万かかるものもあるため、いくら必要になるのか目安として確認しておきましょう。
【土地を売却する時にかかる費用・税金】
・印紙税
目安費用:土地代金より10,000~60,000円
・登録免許税
目安費用:1件につき1,000円
・譲渡所得税
目安費用:売買益の15~40%程度
・測量費用
目安費用:数十万円程度
・解体費用
目安費用:100万円程度
・仲介手数料
目安費用:売買価格×3%+60,000円+消費税
・繰り上げ返済手数料
目安費用:10,000~30,000円前後
かたづけレスキュー隊にご相談ください
底地の売却について、お悩みを抱えてはいませんか?
建物や土地を売却する機会はほとんどないので、どのように対応するべきか心配な人は多いでしょう。
私たちはさまざまな建物や土地の買取作業をお請けしていて、各種公的な必要書類の作成や提出、さらに近隣への挨拶回りまで、すべてワンストップサービスで対応しております。
どこの買取業者よりも満足度の高い金額を目指し、最初から最後まで丁寧なご対応を致しますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
まとめ
これまで「底地」についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
底地は買い手が見つかりにくい土地なので、できるだけ早く売りたいのであれば専門業者に依頼するのがおすすめでした。
また、自分で売り出すなら、物件の購入を検討されている方が買いやすい値段に設定することも大切です。
他の業者よりもすこし安い金額にすれば、購入を検討されている方々の目を引くことができます。
売却に向けて事前準備を整えておき、購入者側も販売者側も満足できるような取引にしていきましょう。