「両親が他界して、大阪にある実家が空き家になったのでどうするか悩んでいる」
「実家が住みたいとも思っていません。しかし、せっかく土地があるためどうにかして活用したい」
このように、「狭小地」の対応方法で悩んではいませんか?
土地の売却自体あまり慣れないことなので、狭小地がどういうものなのか分からない人も多いと思います。
また、なかなか買い手が見つからないイメージを持つ方もいるでしょう。
そこで今回の記事では、狭小地が売れない理由や買取のコツなどを中心にご紹介します。
上手く売るためのポイントを抑えておき、より良い売却ができるようにしていきましょう。
目次
狭小地とは?
狭小地とは、簡単にいえば狭い土地のことです。
一般的には、20坪以下の土地のことを狭小地と呼ばれています。
また、その土地に建物があれば「狭小住宅」と言われるのが特徴です。
狭小地は面積が小さく、三角地や台形地などの不整形地が多く見受けられるため、使用目的が制限されます。
そのため、土地の価格は通常の土地よりも安くなることが多いです。
でも、最近では狭小地ブームがきています。
狭小住宅は、横に伸ばせないので縦方向に伸ばすしかありません。
床面積を確保するために、3階建てや地下室を作るなど工夫がされています。
このように住みやすくなる工夫をすれば、建築費用は一般住宅を建てるより割高になります。
狭小地の成り立ち
では、狭小地はなぜ生まれるのでしょうか?
狭小地が作り出される原因についてご紹介します。
➀不動産会社の戦略から生じる
不動産会社が取得した土地の売却を検討するとき、取得した土地が広い場合は、その土地全体の購入を希望する買い手が限られるため、分譲を行うことがあります。
でも現在は、敷地面積の最低限度が各自治体により定められました。
しかし、この規定ができる前は、買い手が付きやすい価格に区分した結果、狭小地となったケースもあるでしょう。
また、不動産会社が非整形地を売れやすい整形地にする過程のなかで、狭小地が生じることもあります。
②建物の開発で生じる
もともとは大きな土地でも、新しい道路を建設するために分断された結果、細分化された土地になるケースもあります。
その他にも、ショッピングセンターなどの開発時に、周辺の地権者が土地の買収に応じ、開発が進んだものの取り残された結果、狭小地が生まれるケースもあるかもしれません。
③相続の土地分筆で生じる
現在、土地の分筆は最低限度面積が決められています。
そのため、遺産分割をするときは、分筆で狭小地が生まれる可能性は低いでしょう。
しかし、最低限度面積の規定ができる前は、共有ではなく分筆で遺産分割が行われていたので、狭小地が生まれるケースもあったと考えられます。
なぜ狭小地は売りにくいのか?
狭いのが大きな特徴である「狭小地」ですが、一体なぜ売りにくいのでしょうか?
その詳細について、以下でくわしくご説明します。
建築が難しい
狭小地が売れにくい理由には、まず使いにくさが挙げられます。
先ほどもお話ししましたが、狭小地の多くは三角形や台形といった不整形地です。
そのため、どうしても家を建てるのが難しく、駐車場や駐輪場などにしても使いにくいのが問題だと言えます。
購入後に売却しようと思い立っても人気が低いので、買い手がなかなかつきません。
住宅ローンが組みづらい
住宅ローンを組める条件は、金融機関ごとに定められています。
その条件には、不動産の担保能力についての項目もあるので確認しておきましょう。
インターネット上ではあまり細かく公開されていないことも多いですが、土地面積40㎡超、住宅の床面積60㎡超など、金融機関によってそれぞれ基準が定められています。
狭小地は、住宅ローンを取り扱う金融機関の基準を満たさない可能性が高いです。
しかし中には、狭小地でもクリアできる基準を設けている金融機関もあり、住宅ローンを借りることができないわけではありません。
ただし、狭小地でも融資が受けられる住宅ローンをどの金融機関が扱っているか、多くの金融機関から購入希望者を探さなければなりません。
結果として、狭小地は住宅ローンが組みづらい印象があり、買い手が付きにくい傾向にあります。
狭小地を高く、早く売却するには?
最後に、狭小地を高く不動産売却するためのポイントをくわしく見ていきましょう。
以下のポイントを実践することで、早期売却にもつながるはずです。
買取業者に依頼
買取業者には、狭小地を積極的に買い取って、独自のネットワークを生かし、販売しているケースもあります。
不動産会社に仲介を依頼し、市場で売却を行ったもののなかなか購入希望者が見つからない時は、業者に依頼するのが良いでしょう。
しかし、買取業者が提示する価格は、市場価格よりも低いのが一般的です。
そのため、狭小地を早く現金化したい人におすすめの方法だと言えます。
不動産仲介に依頼
不動産会社に仲介に入ってもらい、市場で売却するのを検討するのもおすすめです。
複数社に査定依頼し、まずは比較検討してから選ぶようにしましょう。
理由は、狭小地が立地するエリアや、狭小地に強い不動産会社を数ある中から探さなければならないためです。
一般的に売却しづらいと言われる狭小地は、周辺の相場よりも安価に見積もられる可能性があります。
でも、タイミングによっては想像以上の査定額を付けて貰えることもあるので、売る時期を選ぶのはとても重要です。
狭小地の買取ならかたづけレスキュー隊におまかせ
狭小地の売却は何度も経験することではないので、いざ買取作業を進めるとなれば心配事も多く、どのように対応するべきなのか困ってしまいますよね。
私たちかたづけレスキュー隊は、さまざまな建物や土地の買取作業をお請けしています。
各種公的な必要書類の作成や提出、さらに近隣への挨拶回りまで、すべてワンストップサービスで対応することが可能です。
どこの業者よりも満足度の高いお見積もりを目指し、最初から最後までホスピタリティ溢れる丁寧な対応をしますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。
まとめ
これまで「狭小地を売るコツ」などについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
狭小地を売却したい時には、まず必要書類の準備を行い、買取対応できる業者に査定依頼を申し込まなければなりません。
また、さまざまな費用や税金がかかるため、自分の売りたい物件には何が必要になのか、しっかりと確認しておくことが大切です。
特に、費用は大きく異なりますので、自分が安心して依頼できる業者を選ぶようにしましょう。