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「祖父が一人暮らしをしていた実家がモノで溢れたゴミ屋敷になっており、もう住まないので綺麗に片付けて解体したい…。費用は大体いくらほどかかる?」
「ゴミ屋敷の解体を行うにあたり、具体的にどのような作業費用が含まれているのか分からないので教えて欲しい。」
上記のように、ゴミ屋敷の解体についてお悩みの方はいませんか?
工事は多額の金額が必要になりますし、気軽に周囲へ相談できることでもないため、どのように対処すればいいのか分からない人がほとんどですよね。
そこで今回の記事では、「ゴミ屋敷の解体費用相場」や「解体費用を安く抑える方法」などについてくわしくご紹介します。
ゴミ屋敷の解体工事を安く抑えるためにも、しっかりとポイントを抑えておきましょう。
ゴミ屋敷の解体費用相場
ゴミ屋敷は一般的な家と比べてあまりにも物が溢れているため、解体よりも前にハウスクリーニング費用がかかってきます。
また、家の坪数ごとに費用が大きく異なるので、見積もり時にはしっかりと確認することが大切です。
それでは、実際にゴミ屋敷を解体する際には、どれくらいの解体費用が必要になるのかを見ていきましょう。
ハウスクリーニング費
建物の解体作業をする前に、必ずしなければならないのがハウスクリーニングです。
片付け後に清掃を行っても、ゴミ屋敷の場合は床や壁などにもシミがあるケースが多く、物をどかしてもあまり綺麗な状態ではないため、ハウスクリーニングが必要になります。
大体は片付けと同時並行でハウスクリーニングを行うのですが、数年間ゴミを放置していたゴミ屋敷だと、片付けが終わった後でなければ見積もりを行うことができません。
そのため1日で作業を済ませられず、別の日に作業をしなければならなくなることがほとんどなので、事前に業者へ確認しておきましょう。
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解体費
ハウスクリーニング費のことが分かったところで、つぎに解体費用をチェックしておきましょう。
建物の解体費用は、地域環境、建物の形状や大きさなど、条件によって大きく異なります。
例えば、都市部と田舎では、周辺の建物同士の距離感が全く違いますよね。
たくさんの建物が密集している都市部は、建設機械や大型トラックなどの搬入、そして産業廃棄物の撤去が行いにくいのが実態です。
実際の相場は、建物によっても変わりますので、必ず現地確認を依頼した上で、正確な見積もりをお行って貰いましょう。
今回は、首都圏である東京・大阪・福岡の解体費用を材質ごとにご紹介します。
木造住宅の解体費用相場(坪単価)
東京:29,000~30,000円
大阪:29,000~30,000円
福岡:27,000~28,000円
鉄骨住宅の解体費用相場(坪単価)
東京:49,000~50,000円
大阪:32,000~33,000円
福岡:35,000~36,000円
鉄筋コンクリート造住宅の解体費用相場(坪単価)
東京:76,000~77,000円
大阪:48,000~49,000円
福岡:56,000~57,000円
東京は大阪と福岡に比べて人件費が高く、廃棄物処理費用が高くなる傾向にあります。
どこの地域でも、上記の値段+5000円程度が坪単価であると考えておくと、余裕をもって解体作業に望めると言えるでしょう。
また、重機や大型車両が進入できるスペースがなければ、すべて人の手作業になってしまうので、安全対策としてガードマンを配置する必要があり、割増しで費用がかかります。
都心になるにつれてだんだん高くなるため、環境で大きく変化することを理解しておきましょう。
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ゴミ屋敷の解体費用を抑える方法
数十万~数百万円ものお金が必要になる解体工事は、できるだけ費用を削減したいところですよね。
ここでは、高額な解体費用を少しでも安く抑える方法をお伝えします。
ご自身で少しの手間暇をかけるだけでも、大幅なコストカットに繋がりますので、ゴミ屋敷の解体を考えられている方は、ぜひ実践してみてくださいね。
ハウスクリーニングを自分で行う
時間に余裕があるのであれば、自分で道具と洗剤を購入し、ハウスクリーニングを自力で行うのがおすすめです。
しかし、プロの業者に依頼する方が、専門の用具を使って丁寧に作業を行ってくれるので、効率が良いと言えるかもしれません。
取れない汚れやシミなどがあり困っている場合は、早めにハウスクリーニングを取り扱う業者へ依頼しましょう。
産業廃棄物処理資格を所持してる専門業者に依頼するのが安全
産業廃棄物処理の資格を取得しているかどうかも、業者が信頼できるかの目安のひとつです。
また、ゴミ屋敷の中から出てきた不用品でも、買取可能なものは買い取ってくれる業者もあります。
処分にかかるお金を軽減できるというメリットもありますので、とても人気のあるサービスです。
自分でかたづけるとかなりの時間を必要としますが、業者に依頼すると誰にも知られずに短時間でスムーズにかたづけられるので、ぜひご依頼くださいませ。
助成金・補助金を利用する
工事は始まる前に市町村の自治体に相談すれば、条件によっては補助金や助成金を出してくれることがあります。
近年では、長期間住まれていない空き家・老朽化している家屋・倒壊する危険のある家などが増加し、国全体で問題視されているためです。
審査条件は自治体によって異なりますので、電話や窓口にて内容の確認をし、期限よりもできるだけ早めに申込みを終わらせるようにしましょう。
建物滅失登記を自分で行う
建物が無くなったことを証明するためには、解体作業後から一か月以内に「建物滅失登記」を行わなければなりません。
その建物滅失登記を自分で行うと、手数料や代行費用が不要になるため、数十万円ものコストカットをすることができます。
忙しくて時間が取れない場合には、専門業者に依頼する方がスムーズかもしれませんが、時間に余裕がある方は個人で行うのがおすすめです。
解体業者に直接依頼して中間マージンを抑える
自分で業者との間に入って対応すれば、中間マージンを挟まなくてもよくなるので、数十万円のコストをカットできます。
少しでも費用を安く抑えたいなら、面倒に思っても自分で業者を選びましょう。
また解体業者を選ぶ時には、複数社(2~3社程度)で見積もりを行い、しっかりと内容を見比べるのがおすすめです。
関西のゴミ屋敷解体ならかたづけレスキュー隊におまかせ!
解体工事は日常生活の中でもあまり馴染みのないことですし、いざ自分一人で作業を進めるとなると心配事も多く、どのように対応するべきなのか迷ってしまうでしょう。
工事に関するお悩みを抱えている方の不安を解消するために、私たち「かたづけレスキュー隊」は心を込めて精一杯サポートさせていただいております。
私たちは家屋やビル等を始めとしたさまざまな建築物の解体工事全般をお請けしており、各種公的な必要書類の作成や提出、また近隣住宅への挨拶回りまでワンストップサービスで対応することが可能です。
まとめ
これまで「ゴミ屋敷の解体費用」についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
一般的な家の解体工事とは異なり、モノがとても溢れているゴミ屋敷は、ハウスクリーニング等の掃除に関する費用が大きくかかります。
都市部になるにつれて費用も徐々に上がっていくため、見積もり時には必ず業者へ問い合わせるようにしましょう。
また、上記で説明してきた費用を抑えるコツを参考にし、より良いゴミ屋敷の解体工事を行ってみてください。