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「一人暮らしをしていた祖父の家がいつの間にかゴミ屋敷になっていて困っている…。仕事が忙しくて手伝えないので、片付けを業者に依頼する際の費用を教えてほしい。」
「遠方に住んでいる祖母の家がゴミ屋敷状態になり、家族で協力して大掃除を行うことに。そのため、自力で上手く片付ける方法も知りたい。」
上記のように、ゴミ屋敷の片付け費用に関するお悩みを抱えてはいませんか?
家の大掃除をしたい時、どうしてもご自身やご家族だけでは手に負えない状況になることがありますよね。
特に、足の踏み場がないような部屋になっている場合、業者に片付けを依頼する人がほとんどでしょう。
そこで、今回の記事では「ゴミ屋敷の片付け費用の相場」についてご紹介します。
自力で部屋を上手く片付ける方法やコツもまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそもゴミ屋敷はどのような状態?
あなたは「ゴミ屋敷」という言葉を聞くと、どのような状態を思い浮かべますか?
「ゴミ屋敷」とは、家の外にも不要物が貯めこまれ、周囲から見てもゴミが蓄積していることが分かる家のことを指します。
テレビニュースなど、さまざまなメディアで多く取り上げられていることもあり、どんな状態か何となくイメージができる方も多いのではないでしょうか。
また、ゴミ屋敷という呼び方だけではなく、「ゴミ部屋」や「汚部屋(おべや)」という別名で呼ばれることもあります。
ゴミ屋敷の片付け費用相場
では、実際にゴミ屋敷の片付けでかかる費用相場をご紹介します。
1R/1K:30,000~80,000円
1DK:50,000~120,000円
1LDK:70,000~200,000円
2DK:90,000~250,000円
2LDK:120,000~300,000円
ワンルームと2DKクラスの部屋の料金を比べると、数万~数十万円と大きく異なることが分かります。
これには建物の立地条件、居住スペースの構造や作業人数などが関係しており、業者によっても値段が変動する可能性があるため、必ず問い合わせて確認するようにしましょう。
例えば、マンションやアパートであれば昇り降りに時間がかかるので、住んでいる階数でも値段が異なります。
悪臭が出るゴミを運ぶ作業は、エレベーターを使用すれば住人から苦情が出るため、できるだけ階段を使って運ばなければなりません。
また、エレベーターがない時には階段を使って移動するしかないので、荷物の運搬にかかる時間と距離が長くなり、追加料金が発生する可能性が高くなると言えるでしょう。
ゴミ屋敷を自力で片付ける方法
ゴミ屋敷は建物や土地の持ち主だけの問題ではなく、悪臭や害虫の発生など、近隣住民にも多大な迷惑をかけてしまうため、早急に改善しなければなりません。
しかし、いざ片付けを始めようとなると、一体どこから手を付けなければ良いのか分からず、膨大なゴミを目の前に途方にくれる方も多いはずです。
そのため、業者に頼らず自分自身で掃除を行うのであれば、効率よく片付ける方法を知りたいところですよね。
ここでは、ゴミ屋敷の片付けを行う際の準備と手順についてまとめてみました。
【自力で片付ける方法①】準備編
ただの部屋の大掃除とは異なり、桁違いに大変なゴミ屋敷の片付け。
綺麗な状態に戻すためには、念入りな事前準備が必要になります。
無計画になんとなく作業を始めてしまえば、掃除が全く進まないまま時間だけが経過してしまうでしょう。
そのような状況になれば、いつまでも終わらない作業に途方も暮れてしまい、やる気を失ってゴミ屋敷が片付かないということにもなりかねません。
上手く自力で片付けるための3つのポイントをご紹介します。
➀スケジュールと人手を確保する
ゴミ屋敷の片付けは、まず絶対に1日で終わるものではありません。
また、一人だけで作業を終わらせることもほぼ不可能だと考えて予定を組むことが大切です。
親族や友人などの頼れる方に声をかけて、最低でも3人以上の人手は集めるようにし、2~3日はスケジュールを抑えておきます。
「ゴミ屋敷の掃除を手伝って貰うのは恥ずかしい」と感じるかもしれませんが、この状況から脱出するためにも、恥を捨ててお願いするようにしましょう。
長期休みを使ってまとめて一気に終わらせるのが、掃除に対するモチベーションを下げることもなく効率的だと言えます。
②道具を確保する
ゴミ屋敷の掃除を行う時には、以下の道具を確保しましょう。
・エプロン、マスク、手袋(軍手)
掃除をする人の衛生面と作業効率を考えて必ず準備します。
人数分×3ほど用意して置けば、破れたり汚れたりしても安心です。
・掃除用具
片付けが終わった後、室内を掃除するために使います。
ほうき、ちりとり、モップ、掃除機、バケツ、雑巾、洗剤など、基本的な掃除用具を用意しておきましょう。
・ゴミ袋(100枚以上)
地方自治体が指定するごみ袋、ないのであれば丈夫で破れにくい大きなゴミ袋を準備してください。
先のとがった物や割れ物などの危険物である可能性もあるので、土のう袋や緩衝用の新聞紙も用意しておきましょう。
・蚊取り線香、ゴキブリ駆除材
生ごみが多い状況だと、ゴキブリやハエが発生する可能性が出てきます。
掃除をするたびに害虫を目撃していると気分が悪くなり、作業を進めるのも億劫になってしまうため、事前準備をしておくことは重要です。
・ガムテープ、紐などの梱包資材
割れたガラスや古い包丁など、ゴミ屋敷の掃除ではさまざまな危険物が出てくることがあります。
このようなものは新聞紙にくるんで、ガムテープや紐で梱包するようにしましょう。
・軽トラックなどの荷物運搬に使える車両
ゴミ収集所やゴミ処理センターに運ぶ際には、運搬車両が必要になります。
車の運転手がいなかったり、車両が用意できなかったりする場合には、プロの業者にまかせるのがおすすめです。
【自力で片付ける方法②】片付けの手順
では、実際に片付けを始めて見ましょう。
ダラダラと適当にやるのではいつまでも終わらないので、テキパキと短期決戦で終わらせるのがコツになります。
➀害虫の駆除をしよう
まずは、前日に霧状の殺虫スプレーを使って室内全体の害虫を駆除しましょう。
ゴミ屋敷の室内は害虫の巣窟なので、規定量よりも多めにかけて構いません。
小さめのゴキブリや小バエは、これでほとんど全滅するはずです。
②目に見える明らかに大きなごみを処分する
入口付近を埋めている、一目見ればゴミと分かる物の処分を行います。
ペットボトル、紙、缶、食品が入っていたプラスチックなどをどんどんゴミ袋に入れて、ゴミの分量を減らしましょう。
大きなゴミを片付けるだけでも、足の踏み場が増えて掃除がしやすくなり効率もあがります。
③ゴミを減らし終わったら仕分けを行う
部屋の中にある明らかなゴミを処分した後は、捨てるか捨てないか迷ったものを仕分けする作業です。
やみくもになってゴミを捨てていくのではなく、何がいるのかを考えなければならないので面倒に思うかもしれませんが、決まりを作れば簡単に仕分けできます。
「捨てない物」「捨てる物」「保留」と書いた3つの段ボール箱を用意し、効率よく仕分けを行っていきましょう。
④ゴミを搬出し、清掃作業を行う
まとめたゴミを運び出したら、部屋の清掃作業に入ります。
掃除機やほうきなどの掃除用品で、ホコリやちりを掃き終わったら、洗剤を使って雑巾やモップ掛けを行いましょう。
特に生ごみから発生した浸出液は、害虫が寄り付く原因にもなりますので、洗剤を付けてしっかりと磨くことが重要です。
関西の片付けならかたづけレキュー隊におまかせ!
関西には、部屋の片付けを行ってくれる業者がたくさんあります。
片付けレスキュー隊は、マンションやアパートの一部屋から家一軒丸ごとまで、さまざまな規模に合わせてプランを立てることが可能です。
突然のことでお困りの方、休日だけでは作業を終わらせられない方、遠方にお住まいで何度も現場へ足を運べない方など、さまざまな状況下で即日対応しています。
スケジュールにも柔軟に対応しますので、ぜひ片付けレスキュー隊の遺品整理サービスをご検討くださいませ。
まとめ
これまで「ゴミ屋敷の片付け方法」について中心にご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
費用は業者によってもバラつきがありますが、私たちはさまざまな業者で見積もりを行い、比較して選ぶことができます。
また、スケジュールと準備物をしっかりと確保すれば、手間暇はかかるかもしれませんが、より良い片付けを行うことが可能です。
家族や友人と協力する、もしくは業者に依頼して、ゴミ屋敷を綺麗な状態に戻していきましょう。