私たちが日常的に愛用している家電製品は、何の予兆もなく突然壊れてしまうときがあるため、これからの処分方法に困ってしまいますよね。
急なトラブルの中でも、特にテレビの液晶レンズが破損した場合は、独断で片付けるとケガをする危険性もあり、どのように対処すべきか悩む方も多いのではないでしょうか?
今回は、そういう悩みを抱えている方のために「テレビを効率よく処分する方法」をご紹介します!
お店などの業者に持ち込むことはできるのか、下取り価格はどれくらいなのか、テレビ処分にかかる費用相場について、詳しくまとめてみました。
目次
テレビの処分にかかる費用はいくら?
現在、テレビにはたくさんの種類があり、私たちは自分にピッタリの好きなデザインと性能のモノを選べるようになりました。
「定番なワンルームの一人暮らしにおすすめの小型テレビ」にはじまり、「スピーカー付きでYouTube視聴ができるハイテクな大型テレビ」も発売されています。
便利なモノに至っては、「お風呂の中に取り付けられる防水型テレビ」もあるようです。
このように幅広い種類があるテレビですが、果たして処分するにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
気になる詳細を見ていきましょう。
家電リサイクル券について
家電リサイクル券は、「テレビを粗大ゴミとして処分するのに必要な券」のことです。
どのような場所で処分する場合にも、家電リサイクル法によって正式に定められているため、絶対に購入しないといけない義務があります。
こちらは郵便局の貯金窓口でだれでも購入できるので、手続きが面倒だからといって勝手に捨てないようにしましょう。
また、テレビのリサイクル券にかかる料金をご紹介します。
- ①ブラウン管テレビ(15型以下)…約1,500~3,000円
- ②ブラウン管テレビ(16型以上)…約2,500~4,000円
- ③液晶・プラズマ型テレビ(15型以下)…約2,000~3,200円
- ④液晶・プラズマ型テレビ(16型以上)…約3,000~4,000円
サイズにもよりますが、テレビの処分には約3,000円の費用がかかるということですね。
しかし、上記に掲載しているものは「リサイクル券のみの価格」であり、運搬費や訪問回収費は含まれていませんのでご注意ください。
また、運搬費などは店舗によって料金設定は異なるため、事前に連絡して問い合わせしておきましょう。
指定取引場所に持ち込む場合
テレビを指定取引所に持ち込む場合、まずは「家電リサイクル券を郵便局で購入する」必要があります。
郵便局での手続きがすべて完了したら、各地域で指定されている取引場所に「不要になったテレビ」と「家電リサイクル券の控え」を持ち込みましょう。
テレビのリサイクル料金は、約2,000~5,000円です。
その料金に運搬費を加えた相場は、約5,000~20,000円となっています。
リサイクル券の購入時は、費用があまり掛からなかったので嬉しく思っていても、最終的には10,000円を超えていたというケースもあるのです。
テレビの処分をするときは、別途の費用を忘れないように気を付けましょう。
家電量販店に持ち込む場合
テレビを家電量販店に持ち込む場合には、家電リサイクル券を購入する必要はありません。
直接店舗のカウンターに行き、料金の支払いを行いましょう。
家電量販店は電化製品のプロが計算してくれるため、安心して任せることができます。
また、自分で持ちこむことで、かなりのコスト削減につながるのでおすすめですよ。
ちなみに、家電量販店には「家電リサイクル品目」に記載されている製品の買い替えを消費者に依頼されると、古い製品は引き取らないといけない義務があります。
この機会に新しいテレビを購入してみるのはいかがでしょうか?
不用品回収業者に処分を依頼する場合
テレビを不用品回収業者に依頼する場合、リサイクル料金は多少高くなりますが、自分で持ち込む必要がないため、時間を有効活用することができます。
自分で運ぶのは想像より体力や手間もかかりますし、業者に取りに来てもらえれば、余った時間を趣味などの私生活に回すことが可能です。
お仕事で忙しい方には、ピッタリの処分方法だと思います。
時間を大切にできるので、依頼するメリットは大きいと言えるのではないでしょうか?
また、家電量販店に取りに来てもらっても、不用品回収業者に取りに来てもらっても大差はありませんので、利用しやすい方を選びましょう。
テレビを処分する際の注意点
テレビは家電製品ですので、取り扱い方を間違えれば「発火」などの大変な事故が起きてしまう可能性があります。
そのため、知識のある専門業者にお願いするのが一番です。
しかし、ここ数年の産業の発展に伴い、悪質な詐欺を行う「違法業者」が増えている現状にあります。
相手に言われるがまま騙されてしまい、被害に遭って損をしないためにも、選び方における重要ポイントをお伝えしたいと思います。
違法な不用品回収業者に注意
テレビが壊れたことをきっかけに、「不用品回収業者を初めて利用する」という方もいることでしょう。
そういう方は「家電リサイクル法に違反している違法業者」に対して、特に気を付ける必要があります。
全く知識のない人であればあるほど、このような悪質業者に狙われやすいターゲットになってしまうからです。
不用品回収業者はリサイクルショップと比較しても、さまざまな販売ルートを持っているので、他のお店で買取して貰えなかった物でも、引き取ってくれる場合があります。
しかし、そのときに違法営業をしている業者に当たってしまえば、もしかすると依頼した本人にまで重い罪がかかり、警察に捕まってしまう可能性もあるのです。
そのため、見積もりの段階からコミュニケーションをしっかりと取り、「見積もり書」を必ず発行してくれる業者を選びましょう。
また電話対応の時点で、何か違和感があった場合には、すぐに取り引きをキャンセルして新しい業者に依頼するようにしてください。
時間はかかるかもしれませんが、ミスマッチを防ぐために「2社」は必ず見積もりましょう。
持ち込みは運搬費や手間がかかる
何度も繰り返しますが、郵便局で家電リサイクル券を購入して、指定取引場所や家電量販店などにテレビを持ち込むには、運搬費や手間がかかります。
そういうときには、不用品回収業者に依頼すると対応がスムーズです。
テレビを処分するためだけに多くの労力を費やすのはもったいないので、自分が満足のいく業者を選択するようにしましょう。
壊れたテレビの処分
残念なことに壊れて映らなくなったテレビは、基本的にリサイクルショップ等でも買い取って貰えません。
以前に購入したお店で下取りを依頼するのも、難しいケースが多いのです。
そこで、現在は規定が厳しくなっている「大手家電量販店のテレビ下取り条件」について説明します。
下取りの条件
大手の家電量販店では「新しいものを買ったときに古いものを下取りしてくれる」のが一般的ですよね。
最近では、市場争いが相まってコストダウンをモットーにする企業が増えたため、下取りを行うケースが少なくなっているようです。
そんな家電量販店でテレビの下取りをしてもらえる条件は、「リサイクル料金と収集運搬費用」を支払うこと。
原則として、「家電リサイクル法で決められたテレビのみ」になっています。
また、家電量販店は出張してくれる店ばかりとは限りません。
直接店舗に行かねばならない場合も多いので、円滑に取り引きを進めたい方は不用品回収業者にお願いしましょう。
テレビを自分で指定取引場所に持ち込む手順
どうしても自分で全ての作業を終わらせたい方もいるかもしれません。
そういう方のために、壊れたテレビを自分で指定取引所に持ち込む手順をご紹介します。
事前に準備する必要のある家電リサイクル券の内容から、処分完了までの大まかな流れをまとめました。
家電リサイクル券に記入する内容
テレビを処分するときに家電リサイクル券に記入する内容は、「製品のメーカー名」と「画面のサイズ」です。
画面のサイズについては、本体の裏面を確認してください。
2桁の連続した数値が記載されているはずなので、その番号を見ることでサイズを把握することができますよ。
15インチ以下は「小サイズ」、16インチ以上は「大サイズ」になります。
しっかりと確認して記入しましょう。
郵便局での流れ
郵便局についたら、まずは貯金窓口へ向かいましょう。
そこで、家電リサイクル券を受け取り、テレビのメーカーやサイズなどの必要項目を書き込みます。
書き終わったら、窓口かATMにて料金を振り込んでください。
たったこれだけの作業なので、すぐに覚えることができそうですね。
指定取引場所
指定取引場所には、「壊れて使わなくなったテレビ」と「支払い済みの家電リサイクル券」を必ず持っていきましょう。
しかし、一点だけ注意することがあります。
当日になって「リサイクル券の控え」を忘れてきてしまう方もいるみたいです。
事前にしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
これまで「テレビの処分方法」についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
家電リサイクル法についても、この機会に覚えていただけると幸いです。
また、家電量販店のテレビの下取りの条件は、想像以上に厳しいことが分かりましたね。
自分で指定取引場所にもっていくのも大変で、かなりの手間がかかってしまうみたいです。
今ある時間を有意義なものにし、お得にテレビを処分したい方は、ぜひ不用品回収業者に処分を依頼しましょう。