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家庭でも事業所でも意外とコストがかかっているポイントとして挙げられているのが、ごみ処理にかかってくる費用ですよね。
一般ごみであればそこまでコストはかからないものの、ごみの種類によっては思わぬコストがかかっている場合も少なくありません。
そこで今回はごみ処理の最適価格や相場を踏まえて、現状のコスト見直しの必要性について解説します。
一般家庭のごみ処理費用の相場や価格
家庭で出てくるごみの多くは指定の場所に出しておけば市町村のごみ収集サービスで回収されるため、通常はコストがかかってくることはありません。
ただ大型ごみをはじめとした通常のサービスでは回収されないごみの場合は自分たちで市町村のごみ処理場に有料で持ち込むか、民間の不用品回収サービスを利用することになります。
これらの方法でごみ処理をする場合のコストは、例えば市町村のごみ処理場に持ち込む場合はごみの総重量で一定の価格設定が行われているところがほとんどです。
相場は市区町村によって異なる
どの程度の重さでどのくらいのコストがかかるのかは市町村によって異なるものの、一定量までは無料、それを超えた場合には20円から50円に税金をかけたコストを請求されるというところもあります。
このため市町村に持ち込んだ場合のごみ処理の費用相場は、一概にこうだと言える価格はないと言えます。
民間業者の場合
また民間の不用品回収などの業者を利用した場合は、基本料金や出張費用にごみ処理の費用が加算されるというシステムが多いです。
中には基本料金や出張料金が無料というところもありますが、有料のところは5千円から1万円程度が相場と言われています。
そしてごみ処理費用に関しては業者のプランによって設定が異なり、処理料金が設定してあってそれらを合計したものを算出しているところやパック料金としてトラック1台分などトラックの積載量で計算しているところもあります。
そのため業者を利用した場合の費用相場も一概に算出できるわけではありませんが、
トラック1台分のごみ処理であれば3万円程度が妥当だとするところが多いようです。
このように家庭ごみのごみ処理にかかってくるコストは市町村と業者によって異なるものの、それぞれの最適価格は一般的な量で考えたとしても3万円以下として考えるとよいでしょう。
事業所でのごみ処理にかかる費用の相場や価格
事業所のごみ処理にかかってくる費用は、それぞれの市町村の自治体が処理費用を設定しています。
この点は家庭でのごみ処理と同じなのですが、一般的に一定量以下であれば無料という設定はなく、ごみの総重量によって料金が決まっていることが多いです。
多くの市町村では1キロ当たりまたは10キロ当たりで料金設定をしているようで、東京都内でのごみ処理の費用相場はおよそ35円/キロとされています。
神奈川県内となると20円/キロが処理相場となっているなど市町村で価格が異なっているため、こちらも全国規模で相場を算出することは難しいです。
また不用品回収などの業者にごみ処理を依頼する場合は、ごみの種類や総重量などのトータルで計算して算出しているところが多いと言われています。
こちらの場合は家庭用の料金形態のようにホームページなどで公開されているケースが少ないですし、家庭用の不用品回収の業者では対応していないところもあるようです。
そのため事業所で不用品回収の業者を利用する場合には、事業所向けのサービスを提供しているところを選ぶ必要があります。
事業者向け業者の費用や相場
ちなみに事業所向けの不用品回収の業者の場合は定期契約でごみ処理や回収をしてくれるところもあり、そちらの相場は1週間に1回程度の頻度で1回1万円程度が妥当だとされています。
このように事業所の場合はごみ処理の相場や最適価格がわかりにくい傾向があるため、普段かかっているコストが妥当であるのかどうか不明瞭になりやすいです。
また事業所で出てくるごみの種類は業種などによって異なっており、内容によってはごみ処理にかかるコストが高くなっているところも少なくありません。
そのため各自治体や業者の情報を収集してコストの見直しを行っておくと、経費削減につながる可能性があります。
家庭ごみと事業ごみの最適価格について
家庭も事業所も一般的なごみであれば市町村に回収してもらえばコストはほとんどかからず、コストの見直しも必要ありません。
ただ市町村では通常回収できないごみやごみの量が多すぎて回収が間に合わないという場合には、業者を利用して処理をしてもらった方がいいという意見もあります。
そのため、処理にかかってくる費用だけではなく状況に合わせてどちらのごみ処理方法を利用するのか検討することが大切です。
このような家庭ごみや事業ごみを有料で回収してもらった場合の処理の最適価格としては、家庭ごみであれば可燃ごみが5千円から1万円、不燃ごみや大型ゴミ、粗大ごみなどであれば1万円か3万円程度だとされています。
事業ごみであれば可燃ごみは5千円から2万円程度、そして不燃ごみの場合は1万円から3万円が最適価格として考えられているようです。
これらの最適価格はあくまでも目安として、それぞれの市町村の自治体がどのように設定しているのか、自分たちのエリアで利用できる不用品回収の業者が提示する料金プランがどのようになっているのかを比較する必要があります。
そうして現在利用しているごみ処理方法にかかっているコストと照らし合わせて、コストが相場に近いのかどうか・見直して改善できるのかどうかを調べてみることがおすすめです。
そうしてコストの見直しができれば家庭であれば家計の出費を抑えることができますし、事業所であればコスト削減につなげることができるのでどちらにとってもメリットが大きいと言えます。
ただ注意点として、ごみ処理の費用は市町村で設定されているものも多いので場合によってはコストの見直しが難しい点もあります。
その場合はごみの量による料金設定なども踏まえて見直しをすると、コスト削減につながります。
ごみ処理のコストには最適価格がある
家庭から出るごみも事業所から出るごみも、住んでいる地域やごみ処理の方法によってコストがどの程度かかるのか・最適価格はどの程度なのかが異なります。
そのため余計な出費や消費を抑えるためにも、現在利用しているごみ処理にかかってくるコストや地域による最適価格を見直して改善していくことがおすすめされています。